「ドジャース－カージナルス」（３０日、ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平選手が「２番・指名打者」で、山本由伸投手が先発投手で出場することが発表された。２人がそろって出場するのは２１日に韓国で行われたパドレス戦以来、今季２度目。

　大谷は前日の試合で４打数無安打。五回無死一、二塁の好機に併殺打を喫するなど、見せ場を作れず、開幕から続いていた連続安打試合は３で止まった。

　しかし、チームは一発攻勢で快勝。１番ベッツが先頭弾で３試合連続本塁打を記録するなど、４本塁打で全得点を挙げて連勝した。

　大谷はカージナルスの先発リンとの相性は抜群。昨季５月３１日の試合では２打席連続本塁打を放つなど、通算成績は打率・４３５（２３打数１０安打、１四球、５三振）、３本塁打、ＯＰＳ１・２８４と圧倒している。開幕４試合のＯＰＳは・６６９と本来の力を出し切れておらず、待望の１号に期待がかかる。

　５月で３７歳になるリンと投げ合う山本は中８日で登板。当初の予定より１日遅らせ、万全の状態で本拠地デビューのマウンドに立つ。

　韓国でのメジャーデビュー戦は１回４安打５失点で敗戦投手に。持ち味の制球が安定せず、４３球のうち２０球がボールだった。走者を背負った時のセットポジションでグラブの位置を変えるなど、試行錯誤を続けている。地元ファンの前でゴールドシュミットやアレナドなど、実績ある選手が並ぶ打線をねじ伏せる快投を披露したい。

▽カージナルスの打線　数字は昨季成績

１番・左翼　ドノバン　　　　　　打率・２８４　１１本塁打　３４打点　ＯＰＳ・７８７

２番・一塁　ゴールドシュミット　打率・２６８　２５本塁打　８０打点　ＯＰＳ・８１０

３番・二塁　ゴーマン　　　　　　打率・２３６　２７本塁打　７６打点　ＯＰＳ・８０６

４番・三塁　アレナド　　　　　　打率・２６６　２６本塁打　９３打点　ＯＰＳ・７７４

５番・ＤＨ　カーペンター　　　　打率・１７６　５本塁打　３１打点　ＯＰＳ・６４１

６番・捕手　ヘレーラ　　　　　　打率・２９７　０本塁打　４打点　ＯＰＳ・７６０

７番・右翼　バーレソン　　　　　打率・２４４　８本塁打　３６打点　ＯＰＳ・６９０

８番・遊撃　クロフォード　　　　（昨季）打率・１９４　７本塁打　３８打点　ＯＰＳ・５８７

９番・中堅　スコット２世　　　　（昨季１Ａと２Ａ）打率・３０３　９本塁打　６３打点　ＯＰＳ・７９４、９４盗塁

　　　投手　リン　　　　　　　　（昨季）１３勝１１敗　防御率５・７３）

▽ドジャースのラインアップ　数字は今季成績

１番・遊撃　ベッツ　　　　　　打率・５７１　３本塁打　９打点　ＯＰＳ１・９７０

２番・ＤＨ　大谷　　　　　　　打率・２９４　０本塁打　２打点　ＯＰＳ・６６９

３番・一塁　フリーマン　　　　打率・２３１　１本塁打　３打点　ＯＰＳ・９３６

４番・捕手　スミス　　　　　　打率・４１２　０本塁打　２打点　ＯＰＳ１・００３

５番・三塁　マンシー　　　　　打率・３１３　０本塁打　２打点　ＯＰＳ・７４３

６番・左翼　Ｔ・ヘルナンデス　打率・２６７　２本塁打　４打点　ＯＰＳ１・０８６

７番・中堅　アウトマン　　　　打率・２２２　０本塁打　２打点　ＯＰＳ・６８４

８番・右翼　ヘイワード　　　　打率・２２２　０本塁打　２打点　ＯＰＳ・４２２

９番・二塁　ラックス　　　　　打率・１５４　０本塁打　０打点　ＯＰＳ・３０８

　　　投手　山本　　　　　　　０勝１敗　防御率４５・００