大谷翔平 2戦ぶりHも逆転サヨナラ機に凡飛 由伸を「勝って終わらせてあげたかった」
「ドジャース5-6カージナルス」(30日、ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手(25)はカージナルス戦に先発し、5回を2安打5奪三振無失点と好投したが、メジャー初勝利はならなかった。「2番・指名打者」で出場した大谷翔平選手(29)は延長十回2死満塁の好機で凡退し、5打数1安打だった。試合は延長十回、5-6で敗れた。
1点を追う延長十回2死満塁。一打逆転サヨナラの絶好機で遊飛を打ち上げた大谷は唇をかみしめ、うつむいた。試合後は「どういう形でもいいのでまず同点。自分の中では捉えたつもりでしたけど」と悔しさをにじませた。
初回の第1打席。113・9マイル(約183キロ)の強烈なライナーで2試合ぶりの安打となる右前打をマークした。ただ、その後は4打席凡退。「見え方自体は悪くないんですけど。タイミングと距離の問題」と打撃の中での感覚にわずかなズレがあるという。
本拠地デビュー戦となった山本の投球を「雨の中、難しい登板だったと思いますけど、冷静でしたし、すごくいいピッチングだった」とたたえた大谷。だが白星を贈ることができず、「もっと早い段階で援護してあげて、できれば勝って終わらせてあげたかった」と自責の言葉を残した。