ダルビッシュがガックリ 思わずマウンドに膝をつく 5回まで45球で2安打1失点の快投も六回に逆転2ラン被弾 7回3失点で初黒星
「パドレス2-5カージナルス」(2日、サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が先発し、5回まで2安打1失点の快投を見せながらも六回に逆転2ランを被弾。打たれた瞬間、マウンドに膝をつき表情をゆがめた。
立ち上がりからコントロール抜群で、キレのあるボールを両コーナーに散りばめていったダルビッシュ。1点を先制した直後の三回に犠飛で同点に追いつかれたが、四回、五回と連続して三者凡退に仕留めた。
5回まで要した球数はわずか45球。完投ペースかと思われたが、悪夢が待っていたのは六回だ。1死からこの試合初めての四球を与えると、2死後、コントレラスに変化球をバックスクリーン右へ運ばれた。
打たれた瞬間、打球の行方を見つめると同時に、マウンドで膝をついたダルビッシュ。続くアレナドにも安打を浴びたところで、投手コーチが間を取りにマウンドへ向かった。後続を三振に仕留めてこれ以上の失点は防いだが、痛恨の一発だ。最終的に7回3失点とゲームは作ったが、初黒星を喫した。
打線は二回にキャンプサーノが元巨人・マイコラスからタイムリーを放って先制点を奪い、ダルビッシュを援護。四回にはウェードの適時二塁打で勝ち越したが、試合をひっくり返されてしまった。2番手としてマウンドに上がった松井は1死も奪えず2失点し、打線の反撃意欲は消沈。日本人リレーが実現するも、厳しい結果となった。