「ドジャース５－４ジャイアンツ」（２日、ロサンゼルス）

　「２番・ＤＨ」で先発出場した大谷翔平選手は３打数ノーヒットに終わった。それでも試合序盤には山本由伸投手との“珍バトル”を継続するシーンが見受けられ、練習では投手復帰へのリハビリをこなすなど前向きに一歩一歩、歩みを進めている。

　試合開始直後、ＮＨＫＢＳの中継カメラではベンチにいた山本由伸投手と「にらめっこ」し、顔をじっとのぞき込む様子の大谷が映し出された。ただ山本は意識的に無表情を貫き、２人の珍バトルは続いている模様だ。

　山本との「にらめっこ」は１日に球団公式ＳＮＳで公開され、大谷が変顔や褒め言葉で山本を笑わせにかかろうとするも、最終的に笑ってしまった大谷の負けとなった。お辞儀する様子にもクセ満載で、変顔も披露するなどファンにとっては貴重な仕上がりに。「顔がかっこいいと思います」という大谷の言葉に「翔平さんの方がかっこいいと思います」と山本がかぶせるなど、先輩もタジタジとなった様子だった。

　さらにストレングスコーチのスミス氏とのフュージョンポーズも披露。試合を重ねるに連れて表情にも明るさが戻ってきた模様だ。この日は無安打に終わり、開幕から３７打席ノーアーチとなかなか打撃の状態は上がってこないが、ロバーツ監督は「実績がすべてを物語っている。打撃は難しいものだが、自分のタイミングをすぐにつかむだろう」と評した。