大谷翔平、2戦連発2号2ラン 二塁打と合わせて2戦連続マルチ 通算173本塁打 松井秀喜の持つ日本人最多通算記録にあと2本
「カブス-ドジャース」(5日、シカゴ)
ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、4点を追う五回の打席で2戦連発となる2号2ランを放った。2戦連発は昨年7月27、28日以来、通算25度目。メジャー通算173本塁打とし、松井秀喜のもつ日本人最多通算記録にあと2本に迫った。
初回の打席は左中間二塁打。敵地ファンからブーイングと歓声を受けながら打席に入り、初対決の右腕ヘンドリクスに対し、カウント1-1から低めの142キロツーシームを鋭く振り抜くと、時速171キロの打球が左中間を真っ二つに割った。滑り込むことなく二塁を陥れると、後続の四球と左越え打で三進。6番T・ヘルナンデスの2点中前適時打で先制のホームを踏んだ。
三回は一ゴロ。カウント1-2と追い込まれ、外角低めのチェンジアップにバランスを崩された。
大谷は3日のジャイアンツ戦で待望の1号。開幕9戦41打席目はメジャー7年目で自己最多だった。前日4日は今季初遠征となるシカゴへ移動し、疲労回復に努めた。
大谷はここまで9試合に出場し、打率・270、1本塁打、4打点、1盗塁、OPS・749。3日のジャイアンツ戦は本塁打のほかに同点の三回の打席で一塁内野安打。後続の左翼線二塁打で快足を飛ばして一気にホームインし、勝ち越し点を挙げた。