大谷の1号記念ボール騒動に終止符 球団が捕球した女性を試合に招待、対面実現へ

 ドジャースの大谷翔平選手(29)が3日のジャイアンツ戦で放った1号ホームランの記念ボールを巡る騒動に終止符が打たれたようだ。

 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」などによると、3日にドジャースタジアムで開催された試合で夫と観戦していたアンバー・ローマンさんは記念ボールをキャッチした直後に球場警備員に連れ出され、ボールの受け渡しを要求された。「もし持って帰るなら、ボールが本物であるという認証を拒否する」との圧力をかけられる形で、記念球をサイン入りの帽子2つとバット、ボールの4点と交換。大谷とも対面することなく、球場を出ることになり、「チームが私たちに対して決断を迫ってきたことに失望した」と語っていた。

 「ジ・アスレチック」は5日掲載の記事で、球団がローマンさんと夫をローマンさんの誕生日でもある12日のパドレス戦に招待し、試合前のチーム練習時にはフィールドに下りることもできるように手配していると報道。彼女は「球団の気遣いに本当に感謝しています。(大谷)一人だけではなく、他の選手にも会えることは本当にありがたいです。みんなからサインをもらいたいです」と話していると伝えた。

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