米ロサンゼルスの連邦地検が１１日、米ドジャース大谷翔平選手の元通訳水原一平氏を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。大谷の口座から違法賭博の胴元側に少なくとも１６００万ドル（約２４億５０００万円）を不正送金したとされる。

　水原氏の違法賭博での損失は約４０００万ドル（約６１億円）にのぼったとされる。

　米ＥＳＰＮは、訴状によると、胴元マシュー・ボウヤー氏が２０２３年１１月頃に、水原氏に支払いを迫るテキストメッセージを送り「オオタニは犬の散歩中です。私が行って彼と話し、応答がないのでどうやって連絡できるか尋ねます。すぐに電話をかけ直してください」と迫ったと報じている。

　昨年１１月のこの時期は、ちょうど大谷が史上初の２度目の満票でＭＶＰを獲得し、大リーグ専門チャンネル、ＭＬＢネットワークにリモートで愛犬と出演し、初めてデコピンの存在が注目された時期にあたる。

　ネット上でも違法賭博の胴元側が、オフにデコピンと散歩する大谷を監視していたともとれる内容が明らかとなり、「デコピンも犯罪組織に監視されてたとか怖すぎ」「マジで怖すぎる」「ブックメーカーが大谷のデコピンとの散歩の様子をチェック」「笑えない」「一平はデコピンにも謝りなさい」「うわっ」「大谷翔平とデコピンを尾行」「デコピンの散歩中つけてたってのがめっちゃ怖い」「デコピンと散歩中に何もなくて良かった」とのコメント投稿が相次いでいる。