大谷翔平が松井秀喜氏に並ぶメジャー通算175本塁打の金字塔 今季4号ソロは左中間に確信歩きの一撃「早く打ちたい気持ちはある」と切望のアーチ
「ドジャース-パドレス」(12日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手が初回、1死からの第1打席で4号ソロを放ち、松井秀喜氏に並んで日本人最多となる175本塁打をマークした。
2点を追う初回、カウント1ボールからのツーシームを完璧に捉えると、ゆっくりと歩き出しながら見つめた打球は左中間スタンドに飛び込んだ。三塁ベースを回る際には小さく握り拳を作った大谷。価値ある一撃で偉大な記録に並んだ。ベンチでは再びひまわりの種を浴び、笑みを浮かべていた。
大谷は松井氏の記録について「早く打ちたい気持ちはある」と語っていた。「特別な数字」と表現し、メジャー通算7年目で偉大な記録に並んでみせた。ロバーツ監督は試合前の会見で同選手の元通訳、水原一平容疑者が銀行詐欺の疑いで訴追されたことを問われ、「(事件が)より明確になり、ショウヘイが前に進めることをうれしく思う」と安どの表情。この日の大谷の様子について「とてもいい…使いたくない言葉だけど、ポーカーフェイスだった。とても強い人間。いつも変わらない。彼はプロフェッショナルだ。ただ野球に集中したがっている」と話した。