大谷翔平がナックルを見極め四球で出塁 ウォルドロンの魔球に目もくれず→開幕戦以来の二盗にも成功 2時間超の遅延でプレーボールかかる
「ドジャース-パドレス」(13日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場し、初回の第1打席でストレートの四球を選んで出塁。2死後、開幕戦以来16試合ぶりの二盗を決めた。
パドレスの先発は右腕のウォルドロン。昨年6月にメジャーデビューし、今季は初めて開幕ローテ入りを果たした。ここまで2試合に先発し、0勝1敗、防御率3・86。配球の約4割をナックルボールが占め、フォーシームとシンカー、スイーパーの球種もある。
ベッツの3球目にナックルを投じると、スタンドがざわついた。最後もナックルで空振り三振に倒れた。大谷にはナックルを2球続けてカウント2ボール。3球目のカットボールはインサイドに外れた。最後も高めに浮いたストレートを見極め、四球で出塁した。
その後、2死から鮮やかに二盗を成功させ、開幕戦以来16試合ぶりの盗塁を記録。得点圏に進んだが、後続が倒れ先制することはできなかった。
この日、日本時間14日午前10時10分開始予定だった試合は、降雨のため試合開始が遅延。2時間15分遅れでプレーボールがかかっていた。
大谷はここまで16試合に出場し、打率・353、4本塁打、9打点、1盗塁、OPS1・098。前日は3戦ぶり4号で松井秀喜の持つ日本人メジャーリーガー最多通算175本塁打に並び、五回の左翼線二塁打で日米通算1000安打に到達。七回には右翼線二塁打を放って3安打固め打ち。連続安打試合を8に伸ばした。
試合前時点で10二塁打はメジャー最多。OPSはリーグ5位、打率はリーグ6位タイとなっていた。