山本由伸、次回登板は20日メッツ戦 直近3登板の防御率1・80 期待の若手ミラーが右肩炎症負傷者リスト入りで苦しい先発陣
ドジャースの山本由伸投手の次回登板が19日(日本時間20日)に本拠地で行われるメッツ戦に決まった。ロバーツ監督が14日(同15日)の試合前に明かした。
山本は前回、12日のパドレス戦でメジャー移籍後初本塁打を許すなど、二回までに2被弾3失点したが、打線の援護を受けて立ち直り、5回、自己最多の91球で交代。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、チームは逆転負けを喫して2勝目はならなかった。
ドジャースの先発陣は開幕投手を務めたグラスノーが開幕から無傷の3連勝、防御率2・25、ベテラン左腕のパクストンが2勝無敗、防御率1・64と好スタート。しかし、メジャー1年目の昨季に11勝を挙げた剛腕ミラーが10日の登板後に右肩炎症で15日の負傷者リスト入り。指揮官によると、週明けにキャッチボールを行い、状態を確認するという。
ロバーツ監督はミラーの穴埋めとしてマイナーから投手を昇格されること、さらに次カードのナショナルズ3連戦の1試合をブルペンデーにすることを明言。チームは開幕11勝6敗でナ・リーグ西地区を快走しているが、救援陣の防御率がメジャー19位の4・58を記録するなど、手放しでは喜べない状況にある。
山本の過去4登板はいずれも投球数を制限されたが、中6日で臨む次回マウンドは通常の100球前後が予想される。韓国でのメジャーデビュー戦こそ1回5失点の乱調だったが、直近3登板の防御率1・80と安定している。本領発揮でチームを勝利に導いていく。