また打った!トラウト、リーグ単独トップ8号先制ソロ 直近10戦5発量産態勢 1番レンドンは勝ち越し適時打で

 「レイズ-エンゼルス」(17日、セントピーターズバーグ)

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手が「2番・中堅」で出場し、初回の打席で両リーグ最多タイ、ア・リーグ単独トップとなる8号先制ソロを放った。この試合を含め直近10戦5発と量産態勢に入っている。

 飛距離122メートルの一発はフルカウントからの7球目だ。やや外寄り150キロツーシームにバット一閃。時速170キロの打球が中堅席再戦列に突き刺さった。ベンチでは昨季の兜に代わる新たな本塁打の儀式、光る“天使の輪”を頭にかぶされ、笑顔を見せた。

 打撃タイトルこそ打点王と盗塁王が1回ずつだが、14、16、19年にMVPを受賞。12年から20年まで9年連続でMVP投票トップ5に入る成績を残してきた。21年以降はけがに苦しみ、不完全燃焼のシーズンが続いたが、メジャー14年目の今季は開幕戦で1号を放つなど、本来の力を取り戻しつつある。 この日は同点の五回1死二塁の好機にレンドンが左前適時打。カウント1-2と追い込まれながら甘く入った147キロ直球を左中間へはじき返し、二塁走者のシャヌエルをホームへ迎え入れた。

 レンドンは20年から7年2億4500万ドル(約377億円)の超大型契約を結んでいるが、トラウト同様、過去3年はけがに泣き、シーズン平均出場数はわずか49。しかし、今季は開幕から1番で起用され、5日から前日までの10試合は打率・349、出塁率・408と復調の兆しを見せている。年俸3800万ドル(約58億5000万円)のベテランがリードオフマンの役割をしっかり果たしている。

 この日のエンゼルスはここまで3勝無傷の先発左腕デトマーズが六回途中2失点(1自責)で4勝目の権利を持って降板。防御率を1・19とした。チームの勝率5割復帰が懸かった試合は終盤に差し掛かろうとしている。

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