ド軍は今季初の3連敗で貯金1に 大谷翔平は6戦連続安打も満塁絶好機に空振り三振 本拠地ため息 今季初4出塁&3四球も7戦36打席ノーアーチ
「ドジャース4-6メッツ」(20日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、2打数1安打3四球、1得点。今季初の4出塁&3四球、6試合連続安打で打率を・359としたが、3点を追う六回1死満塁の絶好機に空振り三振。本塁打は12日のパドレス戦で4号を放って以来、7試合ノーアーチとなり、日本人メジャーリーガー通算本塁打記録の更新は次戦以降に持ち越された。
本拠地に小さなブーイングが起こった。1点を追う初回無死二塁の好機。大谷がカウント3-1から内角低めに外れるスライダーを見送り、一塁へ歩いた。つないで3番フリーマンの18打席ぶり安打となる適時打をお膳立てすると、同点の二回2死二塁の好機に再び、四球。勝ち越し打を期待する地元ファンから不満の声が漏れた。
快音は1点を追う五回だ。先頭でカウント2-2と追い込まれながら低め、見送ればボール気味のスライダーをとらえて右翼線二塁打。続くフリーマンの一ゴロで三塁に進み、マンシーの右犠飛で同点のホームイン。ベンチで待つ仲間たちとハイタッチを交わした。
7戦31打席ぶりの長打を放った大谷が絶好機で打席を迎える。3点を追う六回1死満塁。一打逆転の大チャンスは初球、内角高めのカットボールを大きく空振りし、スタンドがどよめく。ボール、ファウル、ボールでカウント2-2となったところで、中継ぎ右腕スミスが投じた内角ボールになるカットボールにバットが空を切ると、球場全体が大きなため息に包まれた。
続くフリーマンが中前へ2点適時打。1点差に詰め寄ったが、2死満塁の場面で5番マンシーが一ゴロに倒れ、逆転機を逸した。
ドジャースはこの日もリリーフ陣がピリッとしない。2-2の六回1死一、二塁のピンチでマウンドに上がった元広島のブレイシアがマルテに痛恨の中越え3ランを被弾。1点ビハインドの八回からは守護神フィリップスを投入し、勝利への執念を見せたが、1死から遊撃ベッツの失策をきっかけに後続の適時打で大きな1点を失った。
七回に先頭で中前打を放ち、出塁したアウトマンが三ゴロ併殺を阻止するための二塁へのスライディングが守備妨害と判定されるなど、焦りからか小さなミスが目立った。
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