カブス・今永 粘投6回3失点で3勝目 初自責点も防御率リーグトップ「最低限の最低限ができたかなって」
「カブス5-3マーリンズ」(20日、シカゴ)
カブス・今永が粘って耐えて、3勝目を手にした。4試合目の先発で初めて自責点がついたが、6回を投げ切り「前回同様、今回も苦しんだ。最低限の最低限ができたかなって感じですね」。職人気質の左腕が控えめに喜んだ。
1-0の四回、遊撃手の失策で走者を出し、2連打で逆転された。六回にはベルにソロを浴びて2点差に広げられたが、鈴木不在のカブス打線が今永を援護。裏に4点を奪って逆転し、勝利投手の権利が転がりこんだ。
天候が安定しない4月のシカゴで登板日が1日ずれ、ダブルヘッダーで夜の試合になった。タフな環境を乗り越えた頑張りが報われた白星だが、今永の捉え方は違った。「7回以上投げて勝つことを目標に挙げていたので、92球で七回のマウンドに上がれなかったのはこれからの課題」。悔しさを口にした。
防御率0・84はナ・リーグトップ。「勝って反省できるのは、チームメートに感謝しなければならないポイントです」と最後まで自分に厳しく、仲間を持ち上げた。