マエケン 待望の移籍後初白星「すごくほっとした」6回4安打1失点
「タイガース4-1カージナルス」(1日、デトロイト)
タイガースの前田健太投手(36)がカージナルス戦に先発し6回4安打1失点で今季初勝利(1敗)を挙げた。
前田は6試合目の登板で今季初勝利。待望の移籍後初白星に「早く勝ちたいと思っていたので、気分的にすごくほっとした」と喜んだ。
速球にスライダー、スプリットで的を絞らせず、6回をソロ本塁打の1点に抑えた。「いろいろなボールを使いながら打者のタイミングを外したり、弱い打球を打たせたりが持ち味。それができたのでは」と胸を張った。
3-1で迎えた六回1死一塁は、四回に本塁打を打たれたコントレラスに、この日最速の91.6マイル(約147キロ)の速球を高めに投げ込んで空振り三振を奪い、捕手が盗塁を阻止して併殺に。「大事な場面、大事な打者だった。空振りを取れるコースがあるのでそこを狙った」と気持ちを込めた。
開幕から不安定だった投球フォームは、体重移動時の体の使い方を修正。まだ、絶好調とはいかないが「コントロールの不安がなくなってきたのが大きい」と表情は明るい。ヒンチ監督は「彼は誰よりも打者のタイミングを狂わせる投手」と好投に満足そうだった。