大谷翔平 本塁打トップタイ&首位打者も成績には無関心「自分の数字はほぼ見てない」 投手陣の好投称える
「ドジャース5-1ブレーブス」(5日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、9、10号を含む4打数4安打3打点の固め打ち。プレーオフ常連の強豪ブレーブスを3タテで下し、チームの4連勝に貢献した。大谷の1試合2本塁打は今季初、昨年7月27日のタイガースとのダブルヘッダー第2戦以来、通算17度目。ナ・リーグ本塁打部門のトップタイに浮上した。
前日に6戦30打席ぶりの8号を記録して本塁打王争いでブレーブスのオズナを1本差で負う展開。大谷は初回の打席で9号先制2ランを放ち、トップタイに浮上した。ところが、七回にオズナが完敗モードのチームを鼓舞する10号ソロで再び、単独1位の座を奪い返す。しかし、大谷も負けじと八回の打席でダメ押しの10号ソロ。点差を4に広げて勝負を決めた。
開幕から1カ月が過ぎたばかりだが、1打席ごとに順位が変わる目まぐるしい展開。周囲の選手の成績への注目を問われた大谷は「特には気にならないですかね」と言ってから「自分自身の数字もほぼ見てないですし、今までのシーズンの中で一番、別にどれぐらい打っているかとか、あまり見ることが少ないかなと思います」と明かした。
今季初の1試合4安打で打率は・364まで上昇し、ナ・リーグのトップに返り咲いたが、成績を見ない理由を「他にやることがたくさんある。まずチームの打線中で、今(自分は)2番を打ってますが、その流れを理解して打線に慣れることが一番やること。打った打たないに関わらず、アプローチの仕方を考えないといけない」と説明した。
チームは4連勝で貯金は今季最多の10。6年連続でナ・リーグ東地区を制し、21年にはワールドチャンピオンになっているブレーブスを3タテで撃破したことに「素晴らしいチームですし、みんな気合も入っていたのかなと思うので、素晴らしい打線を相手にまず投手陣が素晴らしいピッチングをしていたというのが印象的だったと思います」と、強力打線を3試合6失点に抑えた投手陣を称えた。