大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告、日米報道陣の質問に無言貫く 表情に生気なし すでに司法取引で有罪認める 罪状認否で形式的“無罪”主張

 ドジャースの大谷翔平選手の銀行口座から約1700万ドル(約27億円)を不正送金した銀行詐欺と税金の虚偽申告で訴追されている元通訳、水原一平被告が14日(日本時間15日)、ロサンゼルスの連邦裁判所で行われた罪状認否で形式的に“無罪”を主張した。同被告はすでに検察との司法取引で有罪を認めているため、次回の罪状認否で有罪を認める見込みだ。

 生気のない、うつろな目が印象的だった。約50人の日米報道陣に取り囲まれた水原被告は表情のまま、口を真一文字に結び、まっすぐを見据えて歩いた。初出廷の4月12日以来となる公の場。「たくさんの大谷選手のファン、そして、水原さんを応援した人を裏切ったことについて何かひと言ありませんか?」、「お金の返済はどうのように行いますか?」、「今、言えることはありますか?」、…。法廷を出て黒塗りのバンに乗り込むまでの7分間、日本語と英語による質問に無言を貫き続けた。

 法廷で行われた罪状認否はわずか4分で終わった。上下黒のスーツとノータイの白いシャツをまとった同被告は、ジーン・ローゼンブルース裁判官から名前の発音の確認や司法取引で有罪を認めたことなど、6つの質問に対し、「THAT’S RIGHT」、「YES, I DID」、「YES, MADAM」などと返答。最後の自身の罪に関する問いかけには「NOT GUILTY」と、形式的に無罪を主張し、有罪答弁を避けた。

 今後は6月14日に状況確認会議が開かれる予定。

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