大谷翔平が猛打賞大暴れで打率・本塁打ともリーグトップ浮上 「甘い球をしっかり振れた」スプラッシュあと一歩の特大12号 2度目サイクルはならず

 「ジャイアンツ2-10ドジャース」(14日、サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・DH」で先発出場。6試合ぶりの12号ソロを含め、5打数3安打2打点1本塁打の大暴れで勝利に貢献した。本塁打、打率・361ともリーグトップに浮上。チームは2連勝で今季最多の貯金14とした。

 四回の第2打席で6戦ぶり12号先制ソロ本塁打を放ち、前日まで1本差で追っていたブレーブスのオズナに並び、ふたたび、ナ・リーグトップに立った。

 大谷にとってジャイアンツの本拠地のオラクルパークでは初の本塁打。同球場ではライト後方の海にホームランを打ち込むことが「スプラッシュヒット」と呼ばれている。レジェンドのバリー・ボンズが35本を記録しており、大谷に初の偉業なるかが注目されたが、この本塁打は打球速度182・4キロ、飛距離は135・9メートルでわずかに届かずライトスタンド後方の通路に着弾。スプラッシュヒットには142メートルが必要とされており、約6メートル届かなかったが、本塁打後のベンチでは両手で水がしぶきが上がるようなジェスチャーをみせていた。

 その後も五回の第3打席で中前打。七回の第4打席でレフト線へ適時二塁打を放ち、7戦ぶり7度目、5月3度目の猛打賞。自身5年ぶり2度目のサイクル安打に王手をかけた。ただ、九回の第5打席には二ゴロに倒れた。

 試合後、インタビューを受けた大谷は「クラシックで素敵な球場。ファンの熱気もあって、好きな球場の1つ」と語り、同球場でこの2年間で1番の飛距離となった本塁打については「初球から甘いボールしっかり振れた。それが結果につながった」と、納得した様子でうなずいた。

 サイクルへの意識については「三振だけしないように」とし、「(二ゴロで)1死三塁をつくれた。最低限の打撃だったかなと思う」と、納得していた。

 強力打線が好調のチームをけん引している。「いい野球ができている。みんないい打席が多かった」と充実した表情で語り、投手陣についても「攻撃につながる素晴らしいリズムで投げている。素晴らしいディフェンスだったなと思います」と称賛した。

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