大谷翔平が始球式で異例の捕手役 闘病中の13歳、アルバート・リー君と交流 心臓手術を乗り越えた野球少年「信じられない」
「ドジャース-レッズ」(16日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手が始球式で捕手役を務めた。この日は「Shohei Ohtani Bobblehead Night」として開催され、異例の登場にスタンドからは歓声と大きな拍手がわき起こった。
マウンドに上がったのは13歳のアルバート・リー君。UCLAマテル子供病院の患者で、ワンバウンドの投球をしっかり捕球すると大谷は満面の笑みを浮かべた。
心臓手術を乗り越えたリー君は、試合前に交流の場を持てたことで驚きの表情。大谷も「ファーストピッチの準備はできてる?」と優しく語りかけ、サイン入りユニホームやボールなどのグッズをプレゼント。リー君も「何が起こったのか信じられない」と感激した様子だった。
リー君は生後3日で心臓病と診断され、同13日目に心臓手術を受けた。以降も2度の心臓手術と、腹部の手術も受けていた。それでも医療スタッフや家族、友人のサポートを受けながら今月、無事に中学校を卒業。所属するリトルリーグのチームではスラッガーとして活躍しているという。