大谷翔平 自身の冠ゲームも無安打→途中交代 MLB最多観衆も九回は客席ガラガラ ド軍は23戦ぶりの大量失点 5月初連敗

 「ドジャース2-7レッズ」(16日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席で四球による出塁後、今季11個目の盗塁をマークしたが、2打数無安打と4戦ぶりのノーヒットに終わり、九回の第4打席では代打を送られて途中交代した。

 2点を追う初回、1死から四球で出塁した大谷を待ち受けていたのはまさかのアクシデントだった。一塁牽制球が左太もも裏を直撃して激痛に表情をゆがめた。その場にうずくまり、スタンドからは大ブーイングがわき起こったが、2死後、今季11個目の盗塁となる二盗に成功。得点圏に進んだが、生還することはできなかった。

 第2打席は日本ハム、ソフトバンクでプレー経験があるニック・マルティネスの前に捕邪飛に倒れた。第3打席は空振り三振に仕留められるなど、多彩な変化球に苦戦した形だ。九回には第4打席が回ってくる打順だったが、代打・パヘズが告げられた。

 この日は「Shohei Ohtani Bobblehead Night」として開催され、大谷のボブルヘッド人形が先着4万人にプレゼントされた。うち1700個はレアなビジターユニ着用の人形。試合開始3時間前からドジャースタジアムの外周には長蛇の列ができ、米メディアは驚きを持って伝えた。

 観衆は今季MLB最多となる5万3527人を動員。大谷は「素晴らしい風景でしたし、選手冥利に尽きるというか。本当に壮観で、プレーしていて素晴らしい瞬間だったと思います」と語った。異例の注目度となったゲームだったが、先発のグラスノーはレッズ・デラクルーズに1試合4盗塁を決められるなど5回4失点でKOされた。さらに九回にもラミレスが失点し、4月20日のメッツ戦から続いてた連続試合4失点以下の球団記録は22試合でストップ。さらにベッツの悪送球などで3点を追加され、ダメ押しされた。

 強力打線は九回にラックスの2点適時打で完封負けを阻止するのがやっと。5月に入って初の連敗を喫してしまった。最終回の攻撃中、スタンドはガラガラとなり、重苦しい雰囲気が漂っていた。

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