大谷翔平 13号2ラン&決勝ホームで3連敗阻止 一発打てば8連勝の神話継続 大谷翔平の日に価値あるアーチ&30勝到達
「ドジャース7-3レッズ」(17日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場し、三回の第2打席でMLBトップタイとなる13号2ランを放つなど4打数1安打2打点。七回の第4打席では一ゴロに倒れるも、全力疾走で併殺を阻止。その後、スミスのタイムリーで決勝のホームを踏むなど2得点もマークした。
ドジャースタジアムを熱狂へ変えたのは1点リードの三回だった。好相性のコルデロが投じた外角直球をきれいに逆方向へ流し打った。打球は美しい放物線を描いて左翼席にズドン。珍しく笑みを浮かべながらダイヤモンドを一周し、ベンチに戻ってからも笑顔を振りまきまくった。
これで大谷が本塁打を放ったゲームでは、4月21日のメッツ戦で5号をマークして以降、8連勝。シーズンを見ても10勝2敗と高勝率を生み出している。
初回の第1打席でも痛烈に引っ張り込んだ球は惜しくも一塁手の正面を突いたが、タイミングは取れていた大谷。四回の第3打席で空振り三振に倒れると、五回裏の攻撃が始まる前にはベンチでロバーツ監督と話し込む姿も映し出された。通訳を介さずに話し込み、最後は指揮官も笑顔。そんな中、決勝点は大谷の足から生まれた。
七回の第4打席で痛烈な打球を放つも一塁手の正面を突き、二塁へ送球。ボールを受けたデラクルーズが併殺を狙って鬼のようなボールを一塁へ投じたが、大谷は全力疾走で回避。ボールがカメラマン席に飛び込んだことで得点圏へ進むと、2死一、二塁からスミスの中前適時打で決勝のホームを踏んだ。
打線はベッツが通算51本目の先頭打者アーチを放つと、八回にはこの日からメジャー復帰を果たしたヘイワードが1号2ランでダメ押しした。ドジャースは2連敗中だったが、3連敗を阻止。大型連敗をしないところも強さの秘けつだ。ナ・リーグ西地区で30勝に一番乗りを果たし、独走態勢に入っている。
この日、ロサンゼルス市は5月17日の大谷翔平の日に制定。試合前に同市庁舎で証書を受け取るなど、忙しい一日となったが、チームを勝利へ導き、記念すべき日となった。