ロバーツ監督、大谷翔平は「成長し大人になった」 元通訳・水原被告の事件後の変化証言「つらい教訓」も

 米大リーグ、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が20日放送のNHK「クローズアップ現代『ドジャース大谷翔平・新たなる闘い“止まらぬ進化”とは』」のインタビューに応じ、銀行詐欺などの罪で訴追されている元通訳の水原一平被告の事件後、大谷翔平選手の大きな変化について語った。

 ロバーツ監督は、春季キャンプのころを振り返り、大谷とは「距離を感じる部分がありました」とし、「すべて水原元通訳を通していた感じでした。チームメートともコーチやメディアとも」と距離を感じていたと説明した。

 元通訳がチームを去り、「この1カ月で彼はオープンになり、信頼関係を築けたと思う。今は自主性が高まって来ていてとてもいい傾向」と評した。それでも大きな環境の変化から「居心地が悪いことがあるかもしれません」としつつも、「ですが、彼は成長し大人になったと思います。それを私は誇りに思います。人は経験を積むものですが、今回はつらい教訓になりました」と大きな変化を証言した。

 「今は以前よりインタビューに応じていますし、彼がどんな人間であるかを見せています。(水原元通訳という)緩衝材がなくなったいま、ショーヘイの真の姿を見られるようになりました。それは私にとって楽しいことです」と話した。

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