偉業達成のダルビッシュ「家族が頑張る原動力」聖子夫人と子どもたちに感謝
「ブレーブス1-9パドレス」(19日、アトランタ)
パドレスのダルビッシュ有投手(37)が19日(日本時間20日)、日米通算200勝の金字塔を成し遂げた。敵地でのブレーブス戦に先発し、7回を2安打、9奪三振、1四球で無失点と快投。メジャーで107勝、日本で93勝をマーク。日米通算200勝は野茂英雄、黒田博樹に続く3人目となった。
200勝達成は家族の支えも大きかった。ダルビッシュは「近年だと家族が頑張る原動力になっている」と聖子夫人や子どもたちに感謝した。
「野球は生活の一部で全てではない」と常々語ってきた。その考えについて「今までは野球を中心に自分の生活が回ってきたのが、家族も増えてきて、なかなかそうはならなくなってくることもある。そこで自分も学んでいった」と説明し、こう続けた。
「父親であって、夫でもある。ただの野球選手ではなく、その役割も突き詰めてくるようになった。どうやれば良くなるか。父親として、夫して突き詰めているので変わってきた」
チーム、家族の大黒柱としての責任。円熟期に入り、人間として深みを増していったことも偉業達成につながった。