糸井嘉男氏 日本ハム時代の“弟分”ダルビッシュへ祝福メッセージ 次は40歳でサイ・ヤング賞
デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏(42)が20日、日米通算200勝を達成したダルビッシュへお祝いのメッセージを送った。日本ハム時代にチームメートで7年間一緒にプレーした。今春はメジャーキャンプを激励に訪れるなど親交が深く、ダルビッシュとの秘話を明かした。
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有、日米通算200勝おめでとう!ナイスピッチング!初めて見た時からいずれ達成するだろうなと思っていましたが、改めて現代野球では相当ハードルが高い数字ですし、とてつもない記録。一般的に年齢を重ねていくとパフォーマンスは落ちていくものなのに、有はむしろ進化している。スピードも全然落ちていない。何よりずっとトップを維持していることに頭が下がります。
「甲子園のスターが入ってきた!」が日本ハム時代の最初の印象です。当時は僕もピッチャーだったので同じ空間にいることが多かった。「車でどこかに連れて行ってくださいよ」と頼まれて、よく一緒に出かけたり。私生活はやんちゃでしたが、次第にいろいろ考えるようになって、知識もどんどん増やして、変化していった。僕が本格的にトレーニングを始めたのも有の影響です。
メジャーに行ってからも順風満帆だったわけではないと思います。最初はコントロールの抑えが利かなかったり、トミー・ジョン手術を受けたり。それでもアジャストしていく姿に、僕もすごく刺激を受けていました。
今年はテレビ番組の企画でメジャーキャンプを取材する機会に恵まれました。有が「糸井さんやったらいいですよ」と言ってくれたそうで、うれしかったですね。「インタビューやったことあるんですか?」ってめちゃくちゃ心配してくれましたけど、昔話も盛り上がって楽しかったですね。話のノリで「開幕戦のチケット取って!」と言ったら、後日サプライズで用意してくれて…。そういう人情味があるところは昔と変わらないです。
韓国・ソウルでのドジャースとの開幕戦は有のお母さんと弟と一緒に見させてもらいました。メジャーの試合を見るのは初めてだったので「うわー、ええなあ!」って、小さい頃、プロ野球の試合を初観戦した時みたいに興奮しました。ベッツ、大谷、フリーマン…。すごいメンツに対して堂々と勝負する姿を見て誇らしくなりました。
有にとっては200勝も通過点だと思います。次は40歳でサイ・ヤング賞を取ってほしい。今年も首の張りから復帰してから勝ち星を積み重ねていますし、有なら狙える!ホントにすごい記録ですね。俺も1勝ぐらいは貢献できたかな?(笑)
(デイリースポーツ評論家)