ドジャース、緊急トレードで雄星元同僚を獲得 通算112登板6勝6セーブ 野戦病院化のブルペン陣補強
大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースは20日(日本時間21日)、メッツとの金銭トレードで中継ぎ右腕のヨハン・ラミレス投手を獲得したと発表した。
ドミニカ共和国出身、29歳のラミレスは20年にマリナーズでメジャーデビュー。現ブルージェイズの菊池雄星の同僚として22年途中までマリナーズでプレーし、ガーディアンズへトレードされるまで48登板、2勝3敗5セーブ、防御率3・97の成績を残した。22年はマリナーズ、ガーディアンズ、さらにはパイレーツでもプレー。昨季終盤以降はホワイトソックス、メッツも渡り歩いた。
今季はメッツで開幕ベンチ入りを果たしたが、3登板で防御率11・81、さらに移籍したオリオールズでは5登板、防御率6・00と精彩を欠き、今月6日にふたたび、メッツへ移籍していた。
メジャー通算成績は112登板、6勝5敗6セーブ、防御率4・29。投球スタイルは右打者には150キロ台のツーシームと130キロ台のスイーパーが配球の軸。左打者には2球種に直球とカーブを織り交ぜる。中でもスイーパーの質は高く、今季の被打率は・150、空振り率41%をマークしている。
ドジャースは開幕前からセットアッパーのグラテロルが右肩炎症で長期離脱。同時期に負傷者リストし入りしたトライネンは復帰を果たしたが、抑えのフィリップス、ブレイジャー、ケリーが相次いで戦列を離れており、メシアやハドソンの登板過多が危惧されている。