大谷翔平 ドジャース移籍の経済効果は約865億円 たった1人で昨年の阪神日本一に匹敵 関大・宮本名誉教授が試算
関西大学は21日、宮本名誉教授が2024年ドジャースにおける大谷翔平選手の経済効果を計算し、約865億1999万円となったことを発表した。
宮本名誉教授は、「昨年、18年ぶりのリーグ優勝で、大阪・関西地域のみならず日本中を興奮させた阪神優勝の経済効果は約872億2114万円であった。阪神優勝の経済効果は阪神の約 70数名の選手全員で創り出したものであったが、大谷選手はたった一人でその額に匹敵する約865億1999万円の経済効果を創り出すと想定される」と説明。その上で「いかに大谷選手が素晴らしい選手であるかがお分かりいただけると思う。大谷選手がドジャースでも大活躍をして、初めての三冠王、二度目のホームラン王、三度目のMVPを獲得して、ワールドシリーズで世界一になることを願っている」とコメントした。
具体的な経済の動きについて「大谷選手の経済効果とは、大谷選手によって創り出されるお金の動きのことである。それらには大谷選手が得る年俸、スポンサー収入、ファンが球場に応援に来て支払うチケット代、飲食費、グッズ代、球場への広告料、そして放映権料などにより算定される。これらの収入は大谷選手個人に支払われるものとドジャースに支払われるもの、そして両者に支払われるものがある」と記し、「大谷選手の年俸、スポンサー契約料などは経済効果に算定されないと誤解されているファンもいるが、契約金、年俸、スポンサー契約料などは経済効果の計算の基になる金額である。つまり、大谷選手が得た収入は、彼が住居、車、食事、服、レジャーなどに消費するし、残ったお金は金融機関に預金する。金融機関はそれらのお金を民間企業に貸し出す。民間企業はその借りたお金で企業の拡大に投資したり、従業員に賃金を支払ったりする。これらはすべて経済効果になるのである」と説明した。