山本由伸 メジャー5連勝へ初回に3奪三振 メジャー10度目の登板でリミッター解除 ロバーツ監督が明言
「ドジャース-ダイヤモンドバックス」(20日、ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手がメジャー10度目の先発マウンドに上がり、初回に3三振を奪う快投を見せた。
先頭打者を低めのスプリットで空振り三振に仕留めた山本。続くマルテには浮いた変化球を捉えられて中前打を許したが、次打者・ピダーソンを内角のスライダーで空振り三振。最後は4番・ウォーカーを外角ストレートで空振り三振に仕留めた。
この日は立ち上がりから配球を変更。カーブをあまり使わず、ストレートとスライダーを組み合わせて3つの三振を奪った。二回はややボールが先行する形となったが、打ち取って2死を奪い、最後はスアレスを空振り三振に仕留めた。三回には1死から左翼線に二塁打を浴びて、2死後、タイムリーを浴びて1点を失ったが最少失点で着る抜けた。直後、K・ヘルナンデスが同点ソロを放ち、試合を振り出しに戻すと、フリーマンにグランドスラム、女房役のスミスも連弾を放って1イニング3発&6打点と強力に援護してくれた。
山本は現在4連勝中。ダイヤモンドバックス相手に登板するのは4月30日以来2度目で、前回は6回5安打無失点で勝利投手になっていた。ロバーツ監督は試合前の会見で「いい流れなら100球以上投げさせる」と明言。ここまでは土台作りを重視していたため100球以内に球数を制限していたが、着実に登板を重ねたことでリミッターを外す方針を示していた。