菊池雄星 6回3失点で4敗目 防御率2・65も無援地獄続き、5月に入って未勝利 珍しく1試合与3四球も

 ホワイトソックス戦に先発した菊池(提供・共同通信社)
 先発し、6回を投げ5安打3失点で4敗目を喫した菊池(USAトゥデー・ロイター=共同)
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 「ブルージェイズ0-5ホワイトソックス」(21日、トロント)

 ブルージェイズの菊池雄星投手が先発し、6回3失点で4敗目を喫した。今季最多タイの3四球を与えてしまったが、粘りの投球でクオリティースタートは達成。だが打線の援護なく約1カ月、白星から見放されてしまう事態となった。

 初回は2死から安打と四球で2死一、二塁のピンチを招いたが、ビシェットが三遊間の打球をうまく処理して一塁へ好スロー。無失点で立ち上がった。しかし二回、先頭打者を三塁・クレメントの失策で出塁させると、犠打で送られ、2死二塁からロペスに左前適時打を浴びて先制点を失った。

 三回は三者凡退に抑え、四回もピンチを切り抜けた菊池。それでも五回、四球と二塁打で二、三塁とされ、ジュルクスに2点タイムリーを浴びてしまった。六回はしっかりと三者凡退に抑え6回5安打3失点、6奪三振。今季最多タイの3四球を与えるなど制球を乱し、決して調子がいいとは言えない中でもゲームは作った。

 しかし打線が相手左腕・クロシェットの前に6回までわずか2安打と援護できなかった。リリーフ投手陣も打ち込まれてしまい、チームの連勝は2でストップ。防御率2・65と安定した成績を残している中、白星に直結しないのは打線の援護に見放されていることが一つの要因だ。

 チームは借金5でア・リーグ東地区の最下位に低迷。首位・ヤンキースに10ゲーム差以上をつけられ、苦しい序盤戦を強いられている。

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