大谷翔平にベテラン打者が『代打ドッキリ』を仕掛けたわけ 八回の攻撃 大谷の真顔反応に周囲は爆笑
ドジャースの大谷翔平選手が前日21日(日本時間)のダイヤモンドバックス戦の試合中に目を見開き、困惑する表情を見せた場面があった。
4点ビハインドの八回1死走者なし。打席を迎える大谷に対してダイヤモンドバックスのベンチは3番手左腕マンティプライを起用。ウオームアップ完了を待つ大谷に向かって、控え内野手のロハスがバットを持って自分が代打で起用されたと主張した。
実は大谷は20日の試合でオープナーとして登板した同左腕に対し、初回の打席で初球をバント安打。メジャー屈指のアーチストの奇策に本拠地は大きくどよめいた経緯がある。
ロハスは大谷に向かって「ここでバントはいらない。だから、俺が代打で出る」と言い放つと、大谷は真顔で反応。困惑する表情を浮かべると、その様子を見ていたT・ヘルナンデスは爆笑。その様子は日本でも中継され、大きな話題となった。
ロハスは2月のキャンプで今季から新加入した大谷と山本に歓迎のワインをプレゼントした気配りの人。今回の“代打ドッキリ”の意図を「僕はみんなの緊張をほぐすことを心掛けている。キャンプの時にも話しましたが、新しくやってきた2人が心地よく感じること、笑ってくれることは本当に重要なことなんです」と説明。「昨日は負けている展開だったけど、リラックスしてほしかった。長いシーズン。目の前の試合よりも大切なことはあるからね」と続けた。
右打ちのロハスは昨季も大谷と同じ左打ちのフリーマンに対し、同じドッキリを仕掛けたが、「下がってろ」と真顔で返されたという。今回の大谷の反応には「すごく驚いてたようだったね。気に入ってくれたらうれしいね」と言って笑った。