大谷翔平 三塁打も走りに異変 16日けん制球直撃で打撲の症状 ロバーツ監督「回復はしている」
「レッズ3-1ドジャース」(25日、シンシナティ)
1点を追った六回1死。ドジャースの大谷翔平選手は第1、2打席で2三振を喫したスプリットに反応。鋭く右翼線を破った打球の行方を見定めながら、一塁ベースを回って二塁に向かった。だが、走るスピードが上がらない。懸命に三塁へ滑り込み、間一髪セーフとなったものの、力を抑えた走塁だったのは誰の目にも明らかだった。
試合後、ロバーツ監督が真相を明かした。
本拠地で行われた16日のレッズ戦で一塁走者だった際、けん制球が直撃した太もも裏に打撲の症状があると説明。「ランニングに少し制限をかけるように、本人に伝えている。回復はしているようだし、うまく対処していきたい」と語った。
手負いの状態でありながら8試合連続で出場を続け、11打席ぶりに快音を響かせた。だが、この三塁打は得点に結び付かず、八回の最後の打席も三振に倒れて4月30日以来、今季2度目となる1試合3三振。チームも今季初の4連敗を喫した。打撲を負っている患部の状態は良化しているというが、今後に向けて、小さな不安が残った一戦となった。