大谷翔平、4打数1安打 一塁強襲時速183キロ打球は「失策」→「安打」 記録訂正で首位打者堅守 チームワースト5連敗
「レッズ4-1ドジャース」(26日、シンシナティ)
ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、4打数1安打1得点。打率を・336とし、首位打者の座を守った(試合終了時)。先発の山本由伸投手は5回6安打4失点で2敗目(5勝)を喫し、チームは今季ワーストを更新する5連敗となった。
前日の三塁打で全力疾走を封印した左脚の状態が心配される中、13試合連続でスタメンに名を連ねた大谷。初回の打席は中前打のベッツを一塁に置き、オープナーで登板した左腕スーターの初球、甘く入ったスライダーを強振。一、二塁間へのゴロ打球は横っ飛びで捕球しようとした一塁手のグラブをはじいたが、そのまま二塁手の正面に転がり、二ゴロに倒れた。大谷は途中まで全力疾走に見せたが、二塁手が捕球した直後に力を抜いた。
四回は先頭で二ゴロ。一回途中から登板した元日本ハム、ソフトバンクのN・マルティネスに対し、2ボールからストライクゾーンから外れる球に反応してファウル、空振りで追い込まれると、5球目、外角低めのボールになるチェンジアップを打たされた。
試合は悪天候のため、約1時間中断。試合が再開された直後の六回の打席は3番手右腕スピアーズに空振り三振。2ボールからファウルの後、自信を持って見送った低めの151キロ直球をストライクと判定され、最後は内角低めのスイーパーにバットは空を切った。
依然として4点を追う九回1死の打席は一塁強襲安打。時速183キロの痛烈なゴロ打球を一塁手がはじき、一度は「失策」と判定されたが、「安打」に記録訂正。続くフリーマンの打席で二塁に進んだ後(盗塁は記録されず)、左中間二塁打でこの日唯一の得点を記録した。
ドジャースは先発の山本由伸が5回6安打4失点で2敗目。前回20日のダイヤモンドバックス戦に続いて自己最多タイの100球を投げて8三振を奪う力投を見せたが、三回に4安打1四球で4点を失った。