大谷翔平 WBC出場に意欲「選んでもらえるようにトップ層に居続ける」

 世界一に輝き抱き合い喜ぶ大谷(中央)ら侍ジャパン=23年3月
 取材に応じる大谷(共同)
 キャッチボールするドジャース・大谷(共同)
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 ドジャース・大谷翔平選手(29)が27日(日本時間28日)、2026年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場に意欲を示した。昨年の前回大会では投打にわたる活躍で優勝に貢献し、最優秀選手(MVP)を獲得。そこで次回の参加に意気込みを示していた中、改めてその思いを語った形だ。この日は敵地ニューヨークでのメッツ戦が雨で中止となり、28日(同29日)にダブルヘッダーが組まれた。

 連覇を目指す戦いに向けて、やはりこの男の存在はなくてはならないものだ。大谷が遠征先のニューヨークで取材に応じ、次回のWBCについて「選んでもらえるように、トップ層にまずはしっかりと居続けることが大事」と、出場に向けて改めて意欲を示した。

 23日にWBC主催者から、次回大会の試合会場と準決勝と決勝が昨年と同様にマイアミで行われることが発表されたばかり。前回大会後にも次回大会への意気込みを話していたが、その気持ちは変わっていないとし「(出たいと)今のところは思っている」と語った。

 初出場した昨年3月のWBCでは、日本を世界一に導く活躍を見せた。バットだけではなく、投げてはアメリカとの決勝で九回に登板し、1点のリードを守り抜くなど3試合で2勝1セーブ、防御率1・86の成績でMVPにも輝いた。

 昨年9月に右肘を手術し、今季中の登板はないがこの日も行ったようにリハビリを進めている。投球について「距離は先週60フィート(約18メートル)になり球速も80マイル(約129キロ)ぐらいまで上がってきている」と説明し「投球の日は独特の緊張感があるので、恋しいと言えば恋しい。ただあまり焦ることなく、まず次のステップをしっかり踏みたい」と冷静だ。順調なら来季に投手として復帰するとみられており、“二刀流”で日本中に感動と興奮を巻き起こしたあの光景が、マイアミで再びよみがえるかもしれない。

 この日は雨でメッツ戦が中止。左太もも裏の打撲については「日に日に良くなってきており、昨日(26日)よりだいぶ感じはいい」と話す。先の目標を頭に置きつつ、まずは目の前の試合に集中していく。

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