カブス・今永 デビュー10戦目で初黒星 防御率は0・84から1・86へ悪化
「ブルワーズ10-6カブス」(29日、ミルウォーキー)
メジャーデビューから10度目の先発で今永が初めて打ち込まれた。中10日と十分な間隔で臨んだ登板で、自己ワーストの7失点。初黒星を喫した左腕は「投げ切った球でもしっかり対応された。僕も良い球を投げ続けることができなかった」と受け止めた。
回転量の多さで伸びを感じさせる直球とスプリットを軸に4月から好投を続けてきたが、相手も対策を練り失投を逃さなかった。一回はブルワーズの主砲イエリチに先制2ランを許し「高め真っすぐで中飛かファウルにしたかったが、甘いコースだった」と悔やんだ。
三回はスプリットを狙われ、連打を浴びた。サンチェスには2点二塁打、パーキンスには左中間に2ランを打たれ「(落ちる球が)あまり決まらなかった」と落胆した。
デビューからの連勝は5で途切れ、メジャートップだった防御率は0・84から1・86へ悪化した。「自分のやるべきことを丁寧にやっていくことが大事」と基本の見直しを強調した。