元韓国セーブ王、高佑錫がマーリンズから事実上の戦力外 球団発表 メジャー40人枠から外される 昨オフに2年6・5億円契約もマイナーで苦戦
米大リーグ、マーリンズは30日(日本時間31日)、傘下の3Aに所属する韓国人リリーバーの高佑錫(コ・ウソク)投手(25)をメジャー40人枠から外したと発表した。レンジャーズを戦力外になったショーン・アンダーソン投手の獲得に伴う措置で、今後は他球団へのトレードか、3Aに残留するとみられる。
韓国リーグ(KBO)のLGで22年に42セーブを挙げてタイトルを獲得するなど、通算149セーブの記録を持つ高は、昨オフにポスティングシステムを利用してパドレスと2年450万ドル(当時約6億4000万円)で合意。元阪神のスアレスらとの守護神争いやダルビッシュや松井との日韓リレーが予想されたが、オープン戦で6登板、防御率15・75と振るわず、ドジャースとの韓国開幕戦を前にマイナー降格を通達され、“凱旋登板”は実現しなかった。
パドレス傘下3Aでは10試合に登板して0勝2敗1セーブ、防御率4・38と精彩を欠いた。5月初めにアラエスとの1対4のトレードでマーリンズへ移籍。新天地でもメジャー昇格はなく、3Aで7登板、1勝0敗、防御率3・00の成績を残していた。
同投手は昨年3月に開催されたWBCに韓国代表で出場。1次ラウンド・日本戦を前に大谷への故意死球をほのめかす発言が物議を醸した。