大谷翔平「2番・DH」で出場 ロバーツ監督が秘策明言「上位の2人を離すことを考えてる」左腕限定でMVPライン解体か

 「ドジャース-ロッキーズ」(1日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で、山本由伸投手が先発投手で出場することが発表された。両選手はここまで10試合に同時出場し、チームの戦績は5勝5敗。

 大谷は前日の同カードで3打数無安打1四球。3点を追う八回2死三塁の場面で四球を選んで好機を拡大したが、後続にあと1本が出なかった。

 今季はここまで56試合に出場し、打率・326(ナ・リーグ4位)、14本塁打(同2位)、38打点(同6位タイ)、13盗塁(同8位タイ)、OPS・1000(同1位)の好成績を残している。しかし、直近15試合は打率・250(60打数15安打)、3本塁打、10打点、OPS・467と精彩を欠く。

 この日の試合前の監督取材では米記者が直近15試合で打率が3分5厘下がっている点について質問。ロバーツ監督は、16日の試合で牽制球が左脚に直撃した後もプレーを継続していることを踏まえ、「スイングの時に太もも裏に打撲の感じはないと言っている」と返答。「私が思うに、彼は精巧に調整されたマシーンで、スポーツカーで言えばすべてのシリンダーに火が入らないとうまく走らない。以前、腰が少し良くなかった時にスイングが少し不安定だった。今回の太もも裏でも同じようなことが見られる。しかし、肉体的には必要な状態に近づいていると思う」と、前向きな見解を示した。

 また、打線で2番大谷と3番フリーマンの2人の打者が続いていることに「上位の(左打者)2人を離すことを考えている。あるとすれば、右投手に対してではなく、左投手になるだろう」と、打線組み替えの可能性を示唆した。

 山本はここまで11試合に登板し、5勝2敗、防御率3・51。前回26日のレッズ戦は5回4失点で3月21日のメジャーデビュー戦以来となる黒星を喫し、自身の連勝は5で止まった。2登板連続、シーズン7度目の中5日の調整で6勝目を目指す。

▽ロッキーズのラインアップ

1番・右翼 ブラックモン 打率・242 2本塁打 24打点 OPS・693

2番・遊撃 トーバー   打率・294 8本塁打 24打点 OPS・809

3番・三塁 マクマーン  打率・282 10本塁打 34打点 OPS・841

4番・捕手 ディアス   打率・294 4本塁打 24打点 OPS・765

5番・DH ブライアント 打率・177 2本塁打 10打点 OPS・579

6番・二塁 ロジャース  打率・266 2本塁打 17打点 OPS・659

7番・一塁 モンテロ   打率・221 3本塁打 21打点 OPS・606

8番・中堅 ドイル    打率・268 5本塁打 15打点 OPS・767

9番・左翼 ブシャード  打率・215 1本塁打 6打点 OPS・687

   投手 クアントリル 4勝3敗 防御率3・53

▽ドジャースのラインアップ

 1番・遊撃 ベッツ      打率・326 8本塁打 31点 OPS・936

2番・DH 大谷       打率・326 14本塁打 38打点 OPS1・000

3番・一塁 フリーマン    打率・286 6本塁打 33打点 OPS・842

4番・捕手 スミス      打率・295 9本塁打 36打点 OPS・869

5番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・256 12本塁打 38打点 OPS・797

6番・二塁 ラックス     打率・213 1本塁打 12打点 OPS・560

7番・中堅 パヘス      打率・243 5本塁打 17打点 OPS・664

8番・右翼 ヘイワード    打率・209 2本塁打 5打点 OPS・664

8番・三塁 K・ヘルナンデス 打率・203 3本塁打 8打点 OPS・552

   投手 山本       5勝2敗 防御率3・51

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