大谷翔平が打って走っての全開モードで勝利貢献 MLB通算100盗塁&182キロの爆速ゴロ安打 山本由伸は6回1失点で6勝目

 「ドジャース4-1ロッキーズ」(1日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場。2試合ぶりの安打をマークし、メジャー通算100盗塁も達成した。さらに外野フライで一塁からタッチアップするシーンも見せるなど、全力プレーの大谷が戻ってきた。

 七回で迎えた第4打席だった。カウント1ボールからの直球をたたきつけると、打球は強烈な勢いで二遊間を破った。速度はゴロながら182キロを計測するなど驚異的な一打だ。

 直後、フリーマンの左飛で二塁へタッチアップするようなしぐさを見せるなど、本来の姿が戻ってきた大谷。牽制球が左太もも裏を直撃したことが調子を崩す要因となっただけに、一塁へ牽制球が送られると、本拠地のスタンドがざわついた。

 そしてスミスが中堅フェンス際に特大の中飛を放つと、二塁へタッチアップ。悠々と得点圏に進んで見せた。この日は四球で出塁後にメジャー通算100盗塁をマークするなど、打撲した左太もも裏の状態はより完璧に近づいている模様だ。

 試合前にロバーツ監督は「肉体的には必要な状態に近づいていると思う」と明かし、左太もも裏の状態は100%に達しつつあるとの見解を示していた。それを証明するかのような動きを見せた。

 先発の山本は走者を背負いながらも粘りの投球。二回に犠飛で先制を許したが、直球主体の投球で6回を1失点、毎回の7奪三振をマークした。101球はメジャー移籍後最多となる投球数で、3戦連続の100球以上と先発ローテ投手として責任を果たし、6勝目を手にした。

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