鈴木誠也がメジャー初の満塁弾 直前飛球失策から名誉挽回の一発「申し訳ないという気持ちが強い」
「カブス7-5レッズ」(1日、シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手が名誉挽回となるメジャー初の満塁本塁打を放った。0-4の二回2死、左翼席上段に豪快に運び「とにかくチームが勝てるように、なんとかという思いでやっていただけ」と、表情を崩さなかった。
渋い顔つきだったのは直前の二回の守りで失策を犯したから。同じ2死満塁で簡単なフライを落球し、走者が全て生還した。雨で試合開始が3時間以上遅れ、試合中も霧雨だったが「そんなのは言い訳にならない。スティールに申し訳ないという気持ちが強い」と、先発投手に謝った。
一回には三塁打を放ち打撃の調子を取り戻しつつある。チームは八回に2点を勝ち越し、連敗を3で止めた。勝率5割復帰まであと1勝。「これからも厳しい戦いが続くと思うが、みんなと勝ち取っていきたい」。最後に前向きな言葉が口をついた。