大谷翔平に思わぬ珍事 チャレンジでアウト一転右前打に 審判がアウト判定も覆って好機拡大 敵地はブーイング

 1回、先制3ランを放ったフリーマンを出迎える大谷(ロサンゼルス・ドジャース提供)
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 「パイレーツ7-11ドジャース」(6日、ピッツバーグ)

 ドジャースの大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場し、初回の第1打席はチャレンジで判定が覆る右前打。まさかの判定に敵地はブーイングに包まれた。

 先頭のベッツが左前へクリーンヒットを放って出塁。無死一塁から打席を迎えた大谷は、左腕・フォルターとの対戦で一度もバットを出さずカウント1-2と追い込まれた。それでも最後は右手一本で外角スライダーを右前にはじき返し、打球は芝生に弾んだかのように見えた。

 だが審判の判定はアウト。これを見たベッツは一塁ベースへ戻った。ロバーツ監督はチャレンジし、判定はダイレクトキャッチではなくワンバウンドでキャッチしたと覆った。

 ベッツは一塁に戻っていたが、審判団は無死一、二塁でゲームを再開。これには敵地がブーイングに包まれ、敵将もベンチを出て抗議したが覆らず。直後にフリーマンの3ランで鮮やかに先制した。

 さらにT・ヘルナンデスが二塁打で再度好機を作ると、ロハスがタイムリーを放った。初回は打者9人の猛攻で一挙4得点。スイープ回避へ、ドジャースが試合の主導権を引き寄せた。

 思わぬ珍事で3試合連続安打となった大谷だったが、以降は今季ワーストタイの1試合3三振を喫するなど6打数1安打。ドジャースは打線が先発全員安打の11得点と爆発し、3連敗を阻止した。

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