なぜ?大谷翔平の三振率がプロ入り最高の数値に改善 メジャー7年目の対応力を示す進化

 ヤンキース戦の8回、左翼線二塁打を放つ大谷
 ヤンキース戦の8回、左翼線二塁打を放った大谷
 ヤンキース戦の8回、左翼線二塁打を放った大谷
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 「ヤンキース6-4ドジャース」(9日、ニューヨーク)

 ドジャースの大谷翔平選手がメジャー移籍7年目で驚きべき進化を示す数字を残している。今季は67試合中64試合に出場してチームトップの打率・310、15本塁打、41打点。今季3度目の1試合3三振となった6日のパイレーツ戦で今季ワーストの10試合連続三振を喫したが、今季は291打席で61三振と三振率は21・0%。自己最多のシーズン189三振となった2021年を境に、三振率が急激に低下しているのだ。

 大谷がワースト三振率を記録したのは、36・1%だった日本ハム時代の15年。18年のメジャー移籍後は27・8%→25・9%→28・6%→29・6%と上昇傾向にあったが、22年が24・2%、44本塁打で日本選手初の本塁打王に輝いた昨年は23・9%に低下。そして今季はここまで291打席で61三振と、プロ野球人生で最も低い数字となる21・0%まで下がっている。

 メジャー移籍7年目。昨年の右肘手術の影響から、今季は二刀流を断念して打者に専念しているが、これまでの経験値、慣れなどもあり、メジャー特有の手元で動くボールに対しての対応力がアップしていることを三振率が示している。一見すると、豪快なフルスイングを持ち味とするだけに、コンタクト率が下がってもおかしくないと思われるが、そこで結果を残しているのが一流の証しだ。

 2013年(日本ハム) 204打席 64三振 三振率31・4%

 2014年(日本ハム) 234打席 48三振 三振率20・5%

 2015年(日本ハム) 119打席 43三振 三振率36・1%

 2016年(日本ハム) 382打席 98三振 三振率25・7%

 2017年(日本ハム) 231打席 63三振 三振率26・9%

 2018年(エンゼルス) 367打席 102三振 三振率27・8%

 2019年(エンゼルス) 425打席 110三振 三振率25・9%

 2020年(エンゼルス) 175打席 50三振 三振率28・6%

 2021年(エンゼルス) 639打席 189三振 三振率29・6%

 2022年(エンゼルス) 666打席 161三振 三振率24・2%

 2023年(エンゼルス) 599打席 143三振 三振率23・9%

 2024年(ドジャース) 291打席 61三振 三振率21・0%

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