大谷翔平所属のドジャース、ブルージェイズから“戦力外”ビジオを獲得 父は殿堂入り名選手 上り調子の有望バルガスがマイナー降格

 大谷翔平、山本由伸両投手の所属するドジャースは12日(日本時間13日)、ブルージェイズのメジャー40人枠から外され、事実上の戦力外となっていたキャバン・ビジオ内野手をトレードで獲得したと発表。メジャー6年目の29歳ユーティリティ選手との引き換えに2Aの23歳ブレイドン・フィッシャー投手を放出した。

 キャバンの父クレイグはアストロズ一筋20年でメジャー通算3060安打の記録を持ち、殿堂入りしている名選手。16年ドラフト5巡目でブルージェイズに入団し、メジャーデビューした19年に内、外野手として100試合に出場し、打率・234、16本塁打、48打点をマークした。コロナ禍による短縮シーズンとなった20年は60試合のうち59試合に出場し、打率・250を残した。

 しかし、21年以降は腰痛などの故障と不振のため、出場機会は減少。今季はここまで44試合に出場し、打率・200(110打数22安打)、2本塁打、9打点、OPS・614と精彩を欠き、7日にメジャー40枠から外された。

 ドジャースは正三塁手のマンシーが右脇腹痛で5月17日に負傷者リスト入りし、復帰のめどは立ってない。しかし、控えには内外野をこなすK・ヘルナンデスやテイラー、内野のスペシャリスト、ロハスがフル回転でマンシーの穴を埋めており、ビジオ獲得の狙いは不透明。早ければ、きょうのレンジャーズ戦からメジャーベンチ入りするビジオとの入れ替わりで今季から外野手にも挑戦している24歳の有望株バルガスのマイナー降格が予想される。今季は3Aで39試合、打率・295、8本塁打、38打点、OPS1・019の好成績を残し、マンシーに離脱に合わせて5月17日に今季メジャー初昇格した。先発出場した直近4試合で1本塁打を含む打率・308(13打数4安打)、OPS1・092と頭角を現していた。

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