MLB通算263本塁打&20年MVPアブレイユ自由契約 契約47億円残しアストロズ決断 海外記者「もう一度チャンスを」
米大リーグ、アストロズは14日(日本時間15日)、20年MVPで通算263本塁打の記録を持つホセ・アブレイユ内野手を自由契約にしたと発表した。
キューバ出身で37歳のアブレイユは14年にホワイトソックスでメジャーデビューし、1年目で打率・317、36本塁打、107打点をマークして新人王を獲得。強打の一塁手として20年には2度目の打点王とともにMVPに輝いた。
22年オフにアストロズと3年5850万ドル(約92億円)で合意。昨季は141試合で打率・237、18本塁打、90打点とまずまずの成績を残したが、今季はここまで35試合、打率・124、2本塁打、7打点の不振。5月上旬にマイナー落ちして調整を強いられるほど深刻な状況に陥っていた。
3年契約の2年目途中での解雇。アストロズは残りの契約、約3000万ドル(約47億1000万円)を無駄にすることになった。
メジャー通算1446試合、打率・283、263本塁打、960打点の実績を持つスラッガー。中南米野球に精通しているフランシス・ロメロ記者は「複数の球団が彼にもう一度チャンスを与えると思う」と希望的観測をつづった。