山本由伸緊急降板 ドジャースベンチに戦慄走る 投手コーチが慌ててロバーツ監督のもとへ→表情曇らせる「知らなかった」
「ドジャース2-7ロイヤルズ」(15日、ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手が右上腕三頭筋の張りのため、2回無失点で緊急降板。二回を投げ終えた直後、三塁ベンチには戦慄が走る様子が現地中継局によって映し出された。
山本は二回裏、高めの直球で空振り三振を奪ってチェンジとなったが、そのままベンチ裏へ。その後、投手コーチが駆け足でロバーツ監督のもとへ。ベンチ裏へと呼ばれた指揮官は思わず表情を曇らせた。
スタッフも呼ばれてベンチ裏へ。その後、降板が決まったとみられる。この日は立ち上がりから普段よりも球速が出ず、制球もバラついていた。登板間隔をあけ、中7日でのマウンドだったが、まさかのアクシデントに激震が走った様子がうかがえた。
試合後、山本は「今週多少感じていて、状態よくなったので今日の試合に登板になったんですけど、少し気になりながらの登板だったので、投げていく中で少しずつ張りが強くなっているのが分かったので、早めに交代してもらいました。試合前のブルペンの時に多少、少しだけありました。練習の時からコーチとはコミュニケーションをとっていた」と語った。
その上で「投げることはできましたけど、先を考えるとよくないかなと判断しました。そんなにすごく感覚が悪いわけではない。感覚的にはそこまで悪いものではないです。感覚的にはそんな長くなるような感覚ではない。そこまで大きな問題ではない」と、軽傷を強調した上で「一応そこは検査すると思います」と話した。
ただロバーツ監督は「彼が張りを感じていたことは二回まで知らなかった。とても驚いた」と明かしていた。