ドジャース戦中継で奇跡の遭遇 解説の福留氏ユニ着た少年がスタンドに NHKBSが全力紹介「すごく良い選手だと教えてもらった」

 「ドジャース-ロイヤルズ」(15日、ロサンゼルス)

 試合を中継したNHKBSでファンが大注目するシーンがあった。

 この日、カブスなどで活躍した福留孝介氏が解説を務めていた。すると試合中盤、ドジャースタジアムのバックスクリーン左にカブス時代の福留氏のユニホームを着た少年をカメラが抜いた。「どこにいるんですか?」とスタンドの映像に切り替わり、グラブを手にホームランボールを待ち受ける様子が紹介された。

 「ぜひホームランボールをキャッチして欲しい」と願った福留氏。その後、スタッフが少年を取材したとみられ、試合終盤に実況アナが紹介。もともとシカゴに住んでいたが、ロサンゼルスに移り住んだという。

 福留氏のユニは叔母さんからプレゼントされたといい「すごく良い選手だったと教えてもらった」というコメントも伝えた。これには福留氏も「覚えてもらっててうれしいですね」と語った。

 福留氏は2007年オフにFAでカブスへ移籍。11年途中からインディアンスに移り、12年はホワイトソックスでプレーした。シカゴに縁のある選手で596試合に出場。通算打率・258、42本塁打をマークした。

 解説では上腕三頭筋の張りで緊急降板した山本由伸投手が試合前の投球練習中に患部を気にしていたことを指摘するなど、鋭い観察眼でゲーム内容を伝えた。ファンも福留ユニの少年に興味津々で「福留キッズがかわいい」「福留さんうれしそうでしたね」「福留ユニ少年に癒やされたよ」といった反響の声がXにあがっていた。

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