ベッツ、左手甲死球で負傷退場 157キロ直球直撃で苦悶の表情 本拠地沈黙→敵軍投手に大ブーイング
「ドジャースーロイヤルズ」(16日、ロサンゼルス)
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が七回の打席で左手甲に死球を受け、負傷交代した。
超満員5万2789人が埋めた本拠地が凍り付いた。七回2死一塁。2番手右腕アルタビラがカウント1-2から投じた4球目、157・6キロ直球がベッツの左手甲を直撃した。その場で倒れ込むと、三塁側ベンチからロバーツ監督が飛び出し、ダッシュで背番号50の元へ駆け寄った。
スタンドが沈黙する中、ベッツは左手を抱え込むようにして悶絶。激痛のためかしばらく起き上がることができなかった。次打者の大谷が心配そうに見つめる中、トレーナーらの力を借りて立ち上がると、地元ファンからは「ムーキー!ムーキー!」の大合唱。さらにマウンド上の右腕には大ブーイングを浴びせた。
ベッツは代走ロハスが送られて途中交代。大谷の2打席連発、さらにはフリーマンとの2者連続弾で球場の興奮は最高潮に達したが、ビッグ3の一角の退場により異様な空気が流れた。