米大リーグ機構（ＭＬＢ）は１７日（日本時間１８日）、オールスター戦（７月１６日、アーリントン）のファン投票第１回中間発表を行い、ドジャースの大谷翔平選手がナ・リーグ指名打者部門でトップの１００万２３７７票を獲得した。２位のオズナ（ブレーブス）の約２倍、５２万票あまりの差をつけて４年連続スタメンに向けて好スタートを切った。

　大谷は昨季、投打の活躍で２年ぶり２度目のＭＶＰを受賞。７年目の今季は昨年９月の右肘手術のため、打者に専念しており、ここまで７０試合に出場し、打率・３０９（ナ・リーグ４位）、１９本塁打（同２位）、４６打点（同７位タイ）、１５盗塁（同８位）、ＯＰＳ・９７６（同２位）の好成績を残している。

　ナ・リーグ指名打者部門では現在、リーグ最多の２０本塁打＆６２打点、打率・３２２で２位につけ、三冠王を射程圏内にとらえているオズナもノミネートされている。この日の発表された得票数は４７万８５３８。大谷との差は２倍以上つけられている。

　大谷以外の日本勢はカブスの鈴木誠也外野手がナ・リーグ外野手部門１２位の１７万８８７２票を集めた。

　メジャー全体の最多はア・リーグ外野手部門のジャッジ（ヤンキース）１３６万６３１５票で、同部門のソト（ヤンキース）が１２５万２０２０票で続く。ナ・リーグ最多票を獲得したのは同一塁手部門のハーパー（フィリーズ）で１１１万５６２票だった。大谷との差は約１０万票。１次投票でスタメン出場が決まるリーグ最多票争いにも注目が集まりそうだ。

　ファン投票は昨季同様、２段階方式で実施され、１次投票は米東部時間２７日午後１２時（日本時間２８日午前１時）に締め切られ、上位２人（外野手部門は６人）に入った選手は６月３０日午後１２時から７月３日午後１２時（同７月１日午前１時から４日午前１次）に行われる２次投票に進む。なお、１次投票の各リーグ最多得票選手はスタメン出場が決まり、指名打者と外野手３人を含む野手９人の先発メンバーは７月３日（同４日）に発表される。投手と控え野手（各リーグ２３人）は選手間投票とコミッショナー事務局の推薦によって決定し、７月７日（同８日）に明らかにされる。

▽球宴ファン投票の第１回中間発表（各リーグの得票上位３選手とドジャースの上位選手

【ナ・リーグ】

＜指名打者＞

１位大谷翔平（ドジャース）１００万２３７７票

２位オズナ（ブレーブス）４７万８５３８票

３位シュワバー（フィリーズ）４３万５４１６票

＜捕手＞

１位コントレラス（ブルワーズ）７４万６４６１票

２位リアルミュート（フィリーズ）５５万８６２４票

３位スミス（ドジャース）５５万７９７０票

＜一塁手＞

１位ハーパー（フィリーズ）１１１万５６２票

２位フリーマン（ドジャース）７１万３８５８票

３位オルソン（ブレーブス）１５万４６７２票

＜二塁手＞

１位アラエズ（パドレス）６１万３０６８票

２位マルテ（ダイヤモンドバックス）６０万６７２６票

３位ストット（フィリーズ）４８万６３１５票

５位ラックス（ドジャース）１８万３４４１票

＜三塁手＞

１位ボウム（フィリーズ）１０１万２１７４票

２位マチャド（パドレス）２６万７０６３票

３位オルティス（ブルワーズ）２４万４９５７票

４位マンシー（ドジャース）２２万６５８５票

＜遊撃手＞

１位ベッツ（ドジャース）１０２万３６９０票

２位ターナー（フィリーズ）５０万９０４３票

３位デラクルス（レッズ）３２万４５５９票

＜外野手＞

１位プロファー（パドレス）９０万５４１票

２位イエリッチ（ブルワーズ）８２万１０３７票

３位タティス（パドレス）７９万８６０９票

４位Ｔ・ヘルナンデス（ドジャース）７６万１９３４票

５位マーシュ（フィリーズ）５２万１４６１票

６位カステヤノス（フィリーズ）４３万９７６４票

７位ロハス（フィリーズ）３６万３０４７票

１０位ヘイワード（ドジャース）１９万１１３３票

１４位パヘス（ドジャース）１６万７５８４票