大谷翔平 日本選手初4年連続20号!今季MLB最長飛距離145メートル 九回には巧打で大逆転演出

 「ロッキーズ9-11ドジャース」(18日、デンバー)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は18日(日本時間19日)、ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、2-7の六回にソロを放って日本選手初となる4年連続20号に到達した。20本塁打はリーグトップタイで、5打数2安打2打点の活躍。チームは5点を追った九回に2本塁打で7点を奪い、11-9の逆転勝ちで3連勝を飾った。

 2-7の六回。大谷は振り切ったバットをしばらく離さなかった。じっと行方を見詰めた打球は、今季のメジャー最長となる476フィート(約145メートル)を飛び、バックスクリーン前の茂みへと消えた。ヤンキースのジャッジがマークした144メートルを抜き、打ち込んだ林で羽根を休めていた鳥たちが飛び出すシーンも見受けられるなど衝撃の一撃となった。特大の当たりで4年連続20号に到達し、本塁打数はナ・リーグトップのブレーブス・オズナに並んだ。

 左投手が投じた内角寄りのスライダーだった。自身のベルト付近から曲がってきた球を、しっかりと懐まで呼び込んで一閃(いっせん)した。技術も詰まったアーチにロバーツ監督は「表現する言葉が見当たらないほどに素晴らしい」と絶賛した。

 一方で九回はつなぎ役に徹した。4-9から代打・ヘイワードの満塁本塁打で1点差に迫った直後だった。走者をためたい場面で大振りせず、チェンジアップを流し打ち。左前打で出塁し、その後のT・ヘルナンデスの逆転3ランにつなげた。

 豪打と巧打で、チームを劇的な勝利へと導いた。日頃から大谷と親しく接するT・ヘルナンデスは「大谷たちがつないでくれた好機。何とかしたかった」と誇らしげに語った。

 不動の1番だったベッツが左手甲の骨折で復帰まで6~8週間、山本も右肩腱板損傷で前半戦絶望となる中、直近8試合で5本塁打と量産態勢に入った。今季最多の貯金17となった最強軍団を大谷が引っ張っていく。

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