大谷翔平 4戦連続マルチ安打&打点もチームは3度目サヨナラ負け 八回の勝ち越し機で3球三振 負傷者続出の投手陣踏ん張れず

 「ロッキーズ7-6ドジャース」(19日、デンバー)

 ドジャースの大谷翔平選手は「1番・DH」で先発出場し、5打数2安打3打点で4戦連続のマルチ安打&打点をマークした。だがチームは投手陣が踏ん張れず、5月10日のパドレス戦以来、今季3度目のサヨナラ負けを喫した。

 いきなり3点を先制された直後の二回。安打と四死球で2死満塁の好機で打席を迎えた。なかなかバッテリーの間合いが合わない中、初球の低め変化球を空振り。2球目のバックドアはしっかりと見逃して平行カウントに持ち込んだ。

 そして3球目、高めの直球を完璧に捉え左中間に運ぶ走者一掃の3点二塁打。すぐさま試合を振り出しに戻した。打球速度は174・6キロ。4試合連続の打点となり、センター方向への打球が目立ってきたことも好調の証だ。

 さらに第4打席では2死無走者から右前へクリーンヒットを放ち、4戦連続のマルチ安打をマーク。追い込まれながらも低めの変化球をきれいに運んだ。しかしこの日も投手陣が踏ん張れない。

 約2カ月ぶりの先発となったミラーは初回に3ランを被弾。大谷&フリーマンの連続適時打で試合をひっくり返したが、再び同点に追いつかれてしまった。五回にヘイワードの2点二塁打で勝ち越しに成功したが、七回にミラーが走者を残して降板。ハドソンが同点を許した。

 ミラーは七回途中5失点KO。大谷は八回2死一、二塁の勝ち越し機で低めのバックドアに手が出ず3球三振に倒れた。九回にラミレスが登板するも連打でピンチを招き、最後は1死一、三塁からドイルにサヨナラの犠飛を許した。

 ドジャースは連勝が3でストップ。この日、ビューラーが負傷者リスト入りし、14人中12人が投手という異常事態に陥った。打線は活発だったが、投手陣が踏ん張れずサヨナラ負けのドジャース。今後にダメージを残しそうな敗戦だ。

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