大谷翔平「少し残念な結果に」緊急降板のサンドバルを気遣う「ひどくないケガであることを願ってます」声のトーンは低く

 取材に応じる大谷翔平(撮影・小林信行)
 3回途中、エンゼルス先発のサンドバルが左前腕の張りで降板した直後、マウンドに歩み寄り捕手オハピー(右)と言葉を交わすドジャース・大谷
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 「ドジャース2-3エンゼルス」(21日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は「1番・DH」で先発出場し、五回の第2打席で先制の22号2ランを放つなど2打数2安打2打点、2四球。全打席出塁と古巣・エンゼルス戦で躍動したが、チームは延長戦の末に敗れた。

 試合後、報道陣の取材に応じた大谷は「こちら側のホームだったのでそこまで気にすることはなかったですが、エンゼルスタジアムに行けば違うのかな」と古巣戦への思いを語った。だが続くサンドバルについての質問では「僕の打席の時は力んでいる印象があったので、少し残念な結果になってしまったので。まずあんまりひどくないケガであることを願ってますし、早く戻ってくることを願っている」と心配そうな表情で語った。

 大谷が苦しい胸の内を明かしたのは第2打席。フルカウントから投じたインサイドのツーシームが浮き、四球で出塁となったが、直後にサンドバルは左腕を振って激痛に表情をゆがめた。そのまま降板となってしまっただけに、大谷の声のトーンも低かった。球団は左前腕の張りと発表した。

 2人はエンゼルス時代に先発ローテ陣を支えた。昨年のWBC準決勝ではメキシコ代表として相対した。その日以来となる対戦。じっくりとボールを見極めながら、打てる球を待っていた中で起こった異変だった。

 この日、本拠地が歓喜に沸いたのは0-0で迎えた五回だった。ムーアと対した第3打席、カウント1-1からの甘い一球を完璧に捉えると、打球はバックスクリーン右へ飛び込んだ。

 捕手のオホッピーは即座に天を仰いでガックリ。「打つべき球を打てている。きょうもよかった」とエンゼルス戦では初本塁打となり、メジャー28球団目のアーチとなった。第4打席ではガルシアの浮いたボールを捉えて投手強襲の内野安打で出塁。2死から二盗に失敗したものの、第1打席の四球を合わせて4打席連続出塁をマークした。今季30度目のマルチ安打で打率を・322とし、パドレスのプロファーを抜いてMLB全体トップに立った。

 「あんまり右、左は考えず。構えの段階でしっかり構える。それができていれば」と語った大谷。盗塁死については「正しいプロセスを踏んで盗塁にいっている。プレーを完成させた向こうの2人は素晴らしかった」と振り返っていた。

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