大谷翔平 24号先頭弾&決勝打でド軍の50勝到達に貢献「打つ球をしっかり打てている」全4得点に絡む活躍 三冠王も射程圏

 「ホワイトソックス3-4ドジャース」(25日、シカゴ)

 ドジャースの大谷翔平選手は2試合ぶりの24号先頭打者アーチ、勝ち越し適時打と4打数2安打2打点1四球の活躍。チームは逆転で3連勝となり、50勝に到達した。

 「打つ球をしっかり打てている」。いきなり初回先頭の第1打席で見せた。追い込まれながらもゆるいカーブを右手一本ですくい上げると、バットを持ったまま一塁へ。しかめっ面で打球を見つめたためか、バットを持ったまま一塁ベースを踏み忘れるシーンがあった。スタンドインを確認すると、すでに一、二塁間の半分まで到達していたが、戻ってベースを踏み直し、ダイヤモンドを一周した。

 さらに三回先頭の第2打席ではフルカウントからブーイングを浴びせられながらも冷静にアウトローの直球を見極めての四球。1死後、フリーマンの同点2ランでホームへ生還。口で両手の手袋を鮮やかに抜き取り、満面の笑みでフリーマンを出迎えタッチをかわした。

 第3打席では内角低めの変化球を豪快に振り抜き、強烈なゴロで一、二塁間を破る勝ち越し適時打。第1打席、第2打席と早いカウントの変化球には目もくれなかったが、この打席では一転、初球から仕掛けていった。相手の配球をしっかりと把握し、考えて打った価値ある一打だ。

 これで大谷はすでにトップに立っていた打率(・320)、本塁打部門(24本)に合わせ、打点でも60打点に到達し、オズナ(ブレーブス)、ボーム(フィリーズ)と4打点差。三冠王を射程圏に捉えている。第4打席、第5打席と連続三振に仕留められる珍しいシーンもあったが、

 ドジャースは先発のミラーが初回、1死も奪えず3失点を喫して逆転を許した。二回以降も立ち直る気配が見えず、ロバーツ監督は2回3失点での降板を決断。早々とブルペン勝負に入ったが、6人のリリーフ陣が無失点でしっかりとバトンをつないだ。

 チームは3連勝で50勝に到達。貯金「19」は今季最多となった。ナ・リーグでは東地区でフィリーズが52勝をマークしているが、プレーオフ争いを考えても大きな3連勝となった。

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