大谷翔平 今季2度目の先頭弾24号!48発ペースで折り返し 同一シーズン9戦連続打点は球団69年ぶり

 1回、24号となる先頭打者本塁打を放つドジャース・大谷(共同)
 (左から順に)一塁を回った後、念のためベースを踏み直す(共同)
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 「ホワイトソックス3-4ドジャース」(25日、シカゴ)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で出場し、一回にナ・リーグトップの24号ソロを放ち、4打数2安打2打点だった。2位とは3本差とした。先頭打者本塁打は今季2度目で、通算8本目。9試合連続打点とし、球団記録に並んだ。

 苦笑いの24号だった。大谷は一回、外角のカーブを強引に引っ張り、右翼へ高々と打ち上げた。打球は捕球を試みた右翼手のグラブをかすめて味方のブルペンへ落ちた。「(フェンスを)越えてくれないかな」と打球の行方を気にする余り、バットを持ったまま一塁を回ったが、本塁打になったことを確認してバットを置くと、今度はベースを踏んだか不安に。念のため戻って踏み直し、ダイヤモンドを一周した。

 チームの士気を高める今季2本目の先頭打者アーチ。3-3の四回2死一、三塁では1ストライクから内角低めのカットボールを右前に転がし、今季60打点目となる勝ち越し点をもたらした。「ボール球を打ったが、2球連続で同じ球種が来たし、いい反応ができていたと思う」と首筋を汗で光らせながら話した。

 9試合連続打点は球団記録に並び、同一シーズンでは殿堂入り捕手のロイ・キャンパネラが1955年にマークして以来、69年ぶりの偉業だ。ただ、それも周囲のお膳立てがあってこそ。「安打じゃなくても得点になるシチュエーションをしっかりチーム全体でつくれている」と感謝した。

 最近9試合で7本塁打と量産。この試合がシーズン半数の81試合目で、キャリアハイをマークした21年の46本塁打を上回る48発ペースと勢いが止まらない。本塁打と打率でナ・リーグ1位をキープ。「毎年、打者として成長できている。そこがいい成績に結び付いている」と、珍しく自尊心をのぞかせた。

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