大谷翔平 2戦連続先頭弾!球団新10戦連続打点 6月11発目、10戦8発と量産態勢

 1回、25号となる2試合連続の先頭打者本塁打を放つドジャース・大谷(共同)
 ベンチで祝福される大谷(AP=共同)
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 「ホワイトソックス0-4ドジャース」(26日、シカゴ)

 また球団の歴史を塗り替えた。ドジャースの大谷翔平選手(29)は敵地でのホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で出場し、一回に2試合連続の先頭打者本塁打となる25号ソロを放った。先頭打者本塁打は今季3度目、通算9本目。10試合連続打点の球団新記録を樹立した。チームは4-0で勝ち、4連勝を飾った。

 ボール球は振らず、甘く入ってきた失投は逃さない。一回。大谷は際どい球を見極め、フルカウントに持ち込んだ。6球目。外寄り高めにきた90・9マイル(約146キロ)のカットボールを捉えると、打球はあっという間に右中間席へ。飛距離133・2メートルの2試合連続先頭打者アーチ。「シンプルにストライクを振ることが一番。そこさえできていればいいスイング、いい構えができている証拠」。自身も納得の25号先制ソロとなった。

 これで球団新記録となる10試合連続打点に到達。10戦8発、6月に入って11発目と完全な量産態勢に入っている。大谷は毎年6月に好調な要因を「シーズンに慣れてくるので、ちょうどそういう波が来やすいのかな」と分析する。

 25本塁打は2位のオズナ(ブレーブス)に4本差を付けてナ・リーグ1位。打率・322もリーグトップで、61打点は1位のオズナに3打点差。三冠王を十分に狙える位置に付けている。絶好調でも「走者がいる状況が多い。自分のアットバット(打撃)を継続していくことを一番に考えているので、その結果打点がついてきている」と大谷は冷静そのものだ。

 その後は勝負を避けられるように、3打席で2四球。ロバーツ監督は「ベース上への投球は強く打たれるから、相手も2四球を与えた。彼がこの惑星で最も危険極まりない打者であることを示している」と最大級の賛辞を贈った。

 左手骨折のベッツに代わって1番に入り、9試合目。打順が変わった影響を微塵も感じさせず、着実に数字を積み上げている。無敵状態の背番号17。この勢いは簡単には止まりそうにない。

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